GWに予定されていたのが延期になっていた「サスペリアPart2」4Kレストア完全版Blu-ray発売記念上映。
シネマートさんのホームページをチェックすること度々、6月18日(金)〜7月1日(木)上映にリスケされたようで、もう映画館に行くのもすごい久しぶりだったのですがこの週末観に行ってきました。
↑ネタバレ覚悟の凝った展示スペース…!!
1日1回上映というプログラミングだったけど、座席数335の比較的大きめのスクリーンでの上映でありがたい。
ゴブリンのテーマ曲が鳴り響く冒頭からとにかく音が良かった…!!床も震えるような爆音上映にこちらのテンションも爆上がり。
画質はまあまあ普通にいいと思ってみてたけど、家に帰ってからDVD再生させてみたらかなり綺麗になってたんだなーと気付きました。
ストーリーについては割愛しますが…
別に観光地をフィーチャーしてるわけでもないのになぜだか美しいロケ地の数々、アルジェントにしては破綻の少ないストーリー、グロ控えめだけど痛さの伝わる殺し方、コミカルパートとのバランス…とどこをとっても素晴らしく、ジャーロものとオカルトもののどっちが好みかで意見が分かれるでしょうが、個人的にはやはりこれがアルジェントの最高傑作だと思います。
子守唄、殺人人形のホラー的アイテムのインパクトも絶大、特に意味もなくビー玉転がしながら「♫ダ、ダダダダダダッ〜」と鳴り響く音楽、なんて大胆なんでしょう。
めちゃくちゃやってるようで音と映像がピッタリとハマっているのが不思議、カッコいいです。
繊細な主人公に迫力あるヒロインのバランスも楽しく、初見時にはジャンナが犯人だと疑いまくってましたが、ただのめちゃくちゃかわいいツンデレヒロインでした。
親友カルロの哀れさも際立っていて腐った脳みそはカルロ→→マークの妄想が止まりません。
陰鬱家族ドラマとしての締めくくりもパーフェクトで、犯人を知った後でも繰り返し楽しんでみれる作品でした。
今回の上映では特別に2つ折り4ページのプレスシートが先着順で配られていて、中には昨年11月に亡くなられたダリア・ニコロディへの追悼文が載せられていました。
↑左:プレスシート表紙、右:チラシ
裏面には公開時の解説が載ってましたが、続編でもなんでもないのに先に上映された「サスペリア」と無理やり絡める、ストーリー90%くらい書いちゃう…と当時の自由さに笑ってしまいました。
「フェノミナ」も併せて24日まで上映されてるようで、2本みるのは厳しかったのであきらめたけど一気見できた方はうらやましい。
劇場でみるのはじめてでしたがやっぱり映画館でみると集中度も迫力も違いますね。ありがとうございました!!