どうながの映画読書ブログ

~自由気ままに好きなものを語る~

「ベビーシッター・アドベンチャー」…80年代痛快家出コメディ

個人的懐かシネマ。

1987年製作、エリザベス・シュー主演、クリス・コロンバスの初監督作品。

子供の頃テレビ放映されてたのをビデオ録画して、何っ回も観てました(笑)。

ベビーシッター・アドベンチャー DVD

ベビーシッター・アドベンチャー DVD

 

 

デートの予定がなくなり、仕方なく子守のバイトを引き受けた17歳のクリス(エリザベス・シュー)。そこへ家出した親友からSOSの電話が入り、クリスは生意気ざかりの3人の子供を連れて、危険な夜の街に繰り出す。…ところが思わぬ大トラブルに巻き込まれて…


ベビーシッターが夜中に子供連れまわすって完全にアウトやないかーい!!ってツッコミたくなるんですが、エリザベス・シューが可愛いからなんかもうイイんです。


そもそも日本人にはあんまり馴染みがない気がするベビーシッター。親も子供と離れてリフレッシュして当然という姿勢は羨ましいかも~。

でも17歳の女子高生がベビーシッターするのって、大丈夫!?と思ってしまうんだよね(笑)。

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真ん中ベビーシッターのクリスは17歳、男の子2人は15歳。女の子は9歳くらいかな?

もうこの面子なら、15歳のお兄ちゃんと妹がお家で留守番してればよくない!?って思っちゃうんだけど…。

きっとベビーシッターっていう役割だけじゃなくて、地域の子供どうしの繋がりとか、高校生の安全なバイト先の確保とか、もう文化として根付いてるんですかね。


本作でのクリス一行は、案の定トラブルに巻き込まれてしまい、車泥棒の組織に追いかけられたり、ギャングの争いに遭遇したり、と危なすぎる目に遭ってしまうんですが…

でも「子供だけの夜中のお出かけ」という特別感に、なんとも言えぬ開放感があって幸せな気分になれるのがこの作品の魅力。

ちょっと悪ふざけもしながら、親のみてないとこで、子供って成長してるよーって平和で優しいお話。また一見悪そうな人に見えた街の人が案外助けてくれたりするのにもほっこり。

よく考えると「ホームアローン」にソックリな映画ですね。

 

そしてクリス・コロンバスの映画ってみんな子役がかわいい!!

1番幼いサラはマイティ・ソーの大ファンで、頭のヘルメットはソーのグッズみたい。

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ちっさいハンマーも持ってるのがまた可愛い。

クリス・ヘムズワースはこんなヘルメット被ってなかったような…。でもこのアイテムが大活躍…!!

クリスに恋するブラッドも純朴な感じがキュート。ブラッドの親友・ダリルは、ハリーポッターのロンをちょっとクールにした雰囲気かな??なぜか年上女性にモテる!!

エリザベス・シューは当時もう23歳だったようで、大人っぽーい!!こんなご近所さんがいたらそりゃ男子はテンション上がっちゃうわー。

そしてそもそものトラブルの元凶!?家出少女・ブレンダ役には、ペネロープ・アン・ミラー。「カリートの道」「シャドー」「レリック」など艶やかなクールビューティという印象が強いけど、本作では素朴な雰囲気。

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女優って変わるのね…!


また奏でられる洋楽が楽しいのも本作の魅力です。

有名ギタリストのアルバート・コリンズが本人役で登場し、ベビーシッター一行をブルースの世界へと誘う…。

ブルース全然知らんので、「港のヨーコヨコハマヨコスカ」みたいな出だしだなあと思っちゃった(笑)。


しかし個人的超名場面はもう、開始2秒で始まる冒頭!

クリスタルズのThen He Kissed Me の音楽を爆音でかけて、口パクしながら、部屋を飛び回るクリスにこっちまでノリノリに♫


Adventures in Babysitting


80年代らしいファッションも可愛いです。

 

ラストはダメ男に夢中だったクリスの目が覚めて、新しい素敵な彼が!?

エンディングも再び同じこの曲で締められ、なんとも幸せな気持ちで観終えることができる作品です。