サスペンス
銃槍も癒え15ヶ月ぶりに登庁したベックは、アパートの一室で胸部を撃ち抜かれた老人の変死事件を任される。 警察は自殺だと判断を下していたが、それは杜撰な捜査によるもので、そもそも拳銃が室内になかったことが後から発覚。 一方コルベリとラーソンは連…
スウェーデン発至高の警察小説と名高い、刑事マルティン・ベックシリーズ。 自分は昨年7作目の映画化作品を鑑賞してから原作を1作目から読み始めたので、今回でやっと追いついた感じ。 dounagadachs.hatenablog.com 他エピソードの方が人気そうなのに、なん…
カンヌでパルムドール受賞、オスカーにもノミネートされていた話題のフランス製法廷スリラー。 2月に公開されていたのを観に行けずでしたが、U-NEXTで配信が来ていたので早速観てみました。 落下の解剖学 [Blu-ray] ザンドラ・ヒュラー Amazon フランスの山…
角川文庫で刊行されたのが5作目の「消えた消防車」までだったので、旧約版を入手して第6作目を読了。 読みにくいかと危惧していましたが杞憂で、むしろ硬派な文体が作品の雰囲気にマッチ。 「モンソン→モーンソン」などキャラの名前の表記に差がありつつも、…
厳寒のストックホルム。警察が監視中のアパートが突如、爆発炎上した。 任務についていたラーソン警部補は住人を救うべく孤軍奮闘するが、出動したはずの消防車が一向に到着しない。 焼死者の中にはある事件の容疑者が含まれていた… 刑事マルティン・ベック …
スウェーデンの警察小説、マルティン・ベックシリーズの最高傑作として名高い第4作目「笑う警官」。 なんとウォルター・マッソー主演でアメリカで映画化されているとのこと。 マシンガン・パニック/笑う警官 [DVD] ウォルター・マッソー Amazon 「サブウェ…
警察小説の金字塔と呼ばれるマルティン・ベックシリーズの中でエドガー賞を受賞しており、最高傑作の呼び声が高い第4作目。 刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫) 作者:マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー 角川書店 Amazon 新訳シリーズとして刊…
ジョン・カーペンターの「要塞警察」と並ぶ2大籠城モノ!?として有名な作品。 リアタイ世代には淀川長治さんが解説されていた日曜洋画劇場での視聴が伝説的だそうですが、未見だったのを初鑑賞。 めちゃくちゃ面白かったし、怖かった…!! 「要塞警察」より…
スウェーデン発、警察小説の金字塔とよばれる「刑事マルティン・ベック」。 昨年鑑賞した映画が面白かったので、原作小説を読んでみようとシリーズを順番に追っていますが、今回は3作目。 刑事マルティン・ベック バルコニーの男 (角川文庫) 作者:マイ・シュ…
「ファングルフ/月と心臓」のアンソニー・ウォラーが監督・脚本・製作を手掛けた95年のサスペンス・スリラー。 コメント欄で教えていただき、面白そうなので観てみました。 ミュート・ウィットネス 殺しの撮影現場 [DVD] マリーナ・スディナ Amazon 特殊効果…
前作「ロセアンナ」に引き続き、「刑事マルティン・ベック」シリーズの第2作目を読んでみました。 刑事マルティン・ベック 煙に消えた男 (角川文庫) 作者:マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー,柳沢 由実子 KADOKAWA Amazon 猟奇殺人系の怖さが漂っていた…
「赤と青の線どっちを切るか!?」…爆弾処理ものの元祖として知られる作品ですが、ハリウッド映画の大作と比べると圧倒的に地味…!!地味なのに物凄い緊迫感…!! 吹替シネマ2021 ジャガーノート-HDリマスター版- [Blu-ray] リチャード・ハリス Amazon イギ…
ブライアン・デ・パルマ監督の73年のサスペンススリラーが期間限定公開。 なんて渋いチョイス、同じデ・パルマなら「キャリー」か「フューリー」か「殺しのドレス」が劇場で観てみたかったなーと思いつつ、改めてみたらこちらも面白かった…!! ヒッチコック…
昨年みたモリコーネのドキュメンタリーで取り上げられていて気になっていた70年のエリオ・ペトリ監督作。 Indagine Su Un Cittadino Al Di Sopra Di Ogni Sospetto [Italian Edition] [Blu-ray] Florinda Bolkan Amazon アカデミー賞外国語映画賞を受賞して…
昨年鑑賞した「刑事マルティン・ベック」の映画がとても面白かったので原作小説を手に取ってみました。 刑事マルティン・ベック ロセアンナ (角川文庫) 作者:マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー,柳沢 由実子 KADOKAWA Amazon 全10冊のシリーズ、自分が観…
コロナ禍で引き合いに出されることも多く、タイトルだけは知っていたのですが、ずっと未見だった作品を午前十時の映画祭で初鑑賞してきました。 パンデミックものかと思いきや後半は怒涛のアクション。まさに1粒で2度美味しい作品。 最後の橋のシーンは夏に…
スウェーデンの傑作ミステリを本国で映画化した警察映画の金字塔だそうですが… 刑事マルティン・ベック 超・特別版 [Blu-ray] カルル・グスタフ・リンドステット Amazon 「ドラゴン・タトゥーの女」のような犯人探し系ミステリを想像していたら後半全然トー…
「サスペリアPART2」で出番は少ないながらも強い印象を残すトカゲ刺し少女、ニコレッタ・エルミが出演していることで知られる72年のジャーロ。 死んでいるのは誰? [DVD] ニコレッタ・エルミ Amazon 次から次に登場する怪しいキャラクター、曇天の暗い迷宮の…
名探偵ポワロは夜ごとゲームに興じる悪い噂の絶えないシャイタナ氏のパーティーに呼ばれた。 ポワロを含めて8人の客が2部屋に分かれてブリッジに熱中している間、客間の片隅でシャイタナ氏が刺殺されてしまう。 なんと居合わせた客は殺人の前科を持つものば…
社交界の花形であり財産家でもあるリネットと失業中のサイモンのハネムーンには暗雲がたれこめていた。 婚約者を奪われたジャクリーンが拳銃を手に2人の行く先々に現れ、いやがらせをするのだ。 同じナイル川観光船に乗り合わせたポワロは、そんな彼女の振る…
ドキュメンタリー「フリードキン・アンカット」で取り上げられていて気になっていた2011年のフリードキン監督作。 キラー・スナイパー [レンタル落ち] Amazon 全盛期の作品に比べればずっと小粒ではあるけれど、善人不在の突き放したような冷たさ、リアルな…
先月亡くなられたフリードキン監督の訃報を受け、シネマート新宿さんが6日間限定で「恐怖の報酬」を再上映。 とても有難い企画で観に行ってきました。 愛情たっぷりのディスプレイ。 密林を再現してニトロまで設置…!! まるで一緒に酒場にいるような… 恐怖…
「デビルズゾーン」のチャック・コナーズが狂気の爆弾魔を演じた72年公開作品。未見だったのを鑑賞してみました。 マッドボンバー [Blu-ray] ヴィンセント・エドワーズ Amazon 特にストーリーが面白いわけではないけれど、濃ゆい顔の俳優陣をみているだけで…
子供の頃「オリエント急行殺人事件」の映画をテレビでみて、それからアガサ・クリスティにハマって読んでいた時期があったのですが、1番好きだったのがこの「ゼロ時間へ」と言う作品。 断崖絶壁に面した海辺の館が舞台なのですが、タイトルのイメージとも重…
85年製作、FXマン(特殊効果担当の男性)を主人公にしたサスペンスアクション。 F/X 引き裂かれたトリック [DVD] ブライアン・ブラウン Amazon 地味だけれど「ミッドナイトクロス」や「ボディダブル」のような映画製作の裏を覗いている気分になれるところが…
主人公が盲目のサスペンススリラーといえば「暗くなるまで待って」とこの作品が思い浮かびます。 昔VHSの叩き売りで拾ってみたらアタリだった静かな良作。 冒頭エルマー・バーンスタインの曲が鳴り響くなか映し出される星マークが付いたブーツを履いた謎の男…
昨年鑑賞したダリオ・アルジェントの「スリープレス」Blu-rayの特典映像にて、アルジェントはエラリイ・クイーン好きだと語られていました。 「スリープレス」は小説「Yの悲劇」にインスパイアされていたようですが、他にも着想を得た作品があるのかしら…と…
フルチが「サンゲリア」と「地獄の門」の間に撮ったという80年公開のギャング映画。 同年公開の松田優作の主演映画となぜか同じタイトル、ハードボイルド路線のフルチだということですが… 話の合間に突然挟まってくるグロ描写に思わず笑ってしまう、フルチフ…
ニュースなどで何か事件があると「犯人は真面目で大人しい人でした」と報道されているようなことが時々あって、大人しい村の住民である自分は「大人しい奴のネガキャンやめてくれや、もし犯人がパリピやったら『犯人は賑やかなパリピでした』ってちゃんと言…
97年制作、ジョン・バダムの最後の映画監督作。 レンブラントの贋作を手掛けた画家が事件に巻き込まれる…設定だけでワクワクさせられてとても面白かった記憶のある作品です。 迷宮のレンブラント【字幕版】 [VHS] ポニーキャニオン Amazon 天才的な贋作の技…