ホラー
いあ!いあ! スチュアート・ゴードン2001年の監督作、未見で気になっていたのを初鑑賞。 「死霊のしたたり」のようなユーモアあるやりすぎエログロ路線とは全く違って、得体の知れない集団に取り囲まれる恐怖、逃れられない血の宿命…シリアスに怖い王道ホラ…
劇団四季のミュージカルが好きで間違ってこのビデオ借りちゃった人はきっとトラウマもの。 ホラーファンが観てもなかなか珍妙な作品で、アルジェント好きの人間が観ても「どうした、アルジェント!?」とのけぞるような、別の意味で記憶に刻まれるトンデモな…
ダリオ・アルジェントが娘・アーシアを主演に迎えた93年の作品。 どこか「サスペリア2」を彷彿させるジャーロもので決して面白くないことはないのですが、アメリカをロケ地にしたからかビジュアル的な魅力が半減。 音楽はピノ・ドナッジオが担当していますが…
性暴力の被害に遭った女性の精神崩壊を描くダリオ・アルジェント監督作。 殺人シーンにいつものような芸術性は皆無で淡々と渇いた感じ。ストーリーは破綻こそ少ないものの解釈を委ねたようなやや難解なつくり。 好みが分かれそうな作品ではありますが個人的…
英題:The Living Dead at the Manchester Morgue。 ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68年)と「ゾンビ」(78年)の間…74年にスペイン・イタリア合作で作られたゾンビ映画。 「サンゲリア」のような作品を期待するとマジメかっ!!となる社会…
ゾンビ映画の原点になった「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の4Kリマスター版がこの度劇場公開されるとのことで観に行ってきました。 自分が「ナイト〜」よりも先に観たのは「ゾンビ」の方。高校生の頃映画秘宝で取り上げられていてどんな作品なんだろう…
スチュアート・ゴードンとチャールズ・バンド率いるフルムーン・ピクチャーズが組んだ95年のホラー。 他作品に比べるとかなり地味な印象ですが、家族ドラマの要素もあって個人的にはとても好きな作品でした。 アメリカ人のジョンは見知らぬ親戚から古城を相…
カルト宗教に入った妻の下から子供を連れ戻す…クローネンバーグの当時の実体験が色濃く反映された作品だそうで… 本監督の初期の傑作、肉体の変容という一貫したテーマも在りつつ明快な家族ホラーになっていていいですね。 ザ・ブルード/怒りのメタファー リ…
フルチが「地獄の門」と「ビヨンド」の間に撮った81年の作品「黒猫」が初Blu-ray化。 「時計仕掛けのオレンジ」のパトリック・マギーと「4匹の蝿」のミムジー・ファーマーが主演、脇はフルチ作品の常連が固めています。 ゴア描写は少なく思った以上に静かな…
映画「サンゲリア」で主演を務めるイギリス人俳優、イアン・マッカロック。 特典映像などで披露されるエピソードでは気難しく撮影時には他の出演者と打ち解けられず孤立していたそう。 時を経て作品が再評価されてファンイベントなどに呼ばれても終始しかめ…
先月目黒シアターという劇場にて「恐怖の報酬」「ウィッカーマン」の2本立て上映があり、観に行ってきました。 時間の関係で「恐怖の報酬」1本しか観れなかったのですが、このブログを始めてから出会った中で1番衝撃だった作品。大きな劇場ではなかったけれ…
81年制作、日本国内では劇場未公開だったというウォルター・ヒル監督作。 ジャケ写は戦争映画のような雰囲気ですがサバイバルホラーと言っていい仕上がり。 「田舎で得体の知れない人に襲われる」系ホラーの醍醐味もあり、個人的には今まで観たウォルター・…
(この記事のあと暫く更新をお休みします。) アルジェントとフルチが共同制作するはずだったのにフルチが急死。〝ルチオ・フルチに捧ぐ…〟というテロップとともに幕を開ける1作。 昔VHSで一度みたきりだった「肉の蠟人形」を久々に鑑賞しました。 同時期・…
「マッキラー」に先駆けてフロリンダ・ボルカンを主演に迎えたルチオ・フルチ監督による71年の作品。 ルチオ・フルチの幻想殺人 デジタル・リマスター版 [DVD] フロリンダ・ボルカン Amazon 評価が高いようで気になっていた作品ですが、大きな破綻なくストー…
ハピネットさんの第13期ホラーマニアックスシリーズが続々と発売、知らないタイトルもあって気になるものばかりですが今月発売されたタイトルの1つがこれ。 ホラー・マニアックスシリーズ 第13期 第2弾 ボーンヤード -HDリマスター版 - [Blu-ray] エド・ネル…
日本では「ゾンビ3」というタイトルになっているもののロメロの「ゾンビ」とはもちろん無関係、原題が「Zombi3」である「サンゲリア2」とも全く関係のない作品。 81年公開、監督はアンドレア・ビアンキというイタリア人でこの時期につくられたマカロニ・ホラ…
山奥に遊びに出かけた若者たちを血に飢えた殺人鬼が襲う… ホラーのテンプレみたいな設定しつつ他作と異なる趣向が盛り込まれた80年代異色スラッシャー映画。 パッケージ詐欺というか、意外に殺人も流血も少ないアクションコメディテイストな楽しい1本です。 …
子供の頃家に誰もいないときに掛かってくる電話ってドキッとして怖かったりして、電話には独特の不安感!?がありますね。 暗闇にベルが鳴る HDリマスター版 [Blu-ray] オリヴィア・ハッセー Amazon 1974年にカナダで制作された低予算スラッシャー映画ですが…
フルチ監督作ではありませんが、没後25年に際しこちらもニューリリースされたタイトル。 両作品ともドキュメンタリーで「フルチトークス」の方は監督本人が自らを語る内容、「フルチ・フォー・フェイク」の方は親交のあった人たちによる証言を集めたものにな…
2021年はフルチ没後25年ということでBlu-rayが出たり限定上映があったり配信がスタートしたりとこれまで観れなかった作品をみれるチャンスに満ちた1年でした。 今回ニューリリースの対象になっていないタイトルですが、「サンゲリア」以前にフルチの名を世に…
正式な続編は「デモンズ2」まで、アルジェントが制作チームに入っているのは「デモンズ4」まで…その後もランベルト・バーヴァやミケーレ・ソアヴィが関わりつつ6まであるデモンズと名の付いたシリーズ。 ルチオ・フルチの新デモンズ [Blu-ray] ブレット・ハ…
うーん、これはかなりイマイチ。 ルチオ・フルチのホラー・ハウス [Blu-ray] ジャン・クリフトフ・ブリティゲニーレ Amazon 89年にテレビ映画として制作されたルチオ・フルチ監督によるオカルトホラー。 昔ビデオで観たはずなのですがあまり印象に残っておら…
カタツムリが鼻から耳から口から入ってくる!この生き地獄をあなたは正視できるか!? 怒霊界エニグマ [Blu-ray] ジャレッド・マーティン Amazon 88年公開、ルチオ・フルチ監督のオカルトホラー。 昔ビデオで観た際にはまあまあなB級って印象でしたが、今み…
「サスペリアPART2」だの「続・荒野の用心棒」だのいい加減な邦題が多いこの界隈、「サンゲリア2」などと言われても「お前は本当にサンゲリア2なのか?」…と訊きたくなるものですが… サンゲリア2 [Blu-ray] デラン・サラフィアン Amazon 内容的には全く繋が…
82年制作、ルチオ・フルチ監督によるオカルトホラー。 マンハッタン・ベイビー [Blu-ray] クリストファー・コネリー Amazon 「ローズマリーの赤ちゃん」を想起させるタイトルですがどっちかと言うと「エクソシスト」をトレースした内容に思われました。 位置…
この武富士みたいな場面写が気になってしまって… 先月からU-NEXTに大量投下されたルチオ・フルチ作品。 今回鑑賞した「マーダロック」は84年制作のジャーロものです。 何でも「フラッシュダンス」の大ヒットに便乗して作られたそうで、ダンス教室で起こる殺…
タランティーノの映画「キル・ビル」にてユマ・サーマンが4年の昏睡状態から目覚め暴行犯の男をメッタメタにするという場面がありました。 ここで、 ♫ランラ、ランラ、ラララン〜と壮大なオルゴール曲みたいなのが流れてきたかと思うのですが、こちらがルチ…
「サンゲリア」(79)、「地獄の門」(80)、「ビヨンド」(81)に続いて制作されたフルチ黄金期最後の1本。ずっとみれていなかったので今回初見です。 墓地裏の家 [Blu-ray] カトリーナ・マッコール Amazon 正直思ったより大人しめでビヨンドみたいなこれか…
なんと…今月U-NEXTにフルチ作品が大量投下!! 先月にはホラー秘宝まつりというのが開催されていてフルチ作品をはじめとしたカルトホラーが多数上映されていたようなのですが残念ながら全く観に行けず…配信やBlu-rayで鑑賞できる機会も大変有難いです。 どれ…
原作は「ヘルレイザー」のクライヴ・バーカー、監督は「ペーパーハウス霊少女」のバーナード・ローズとイギリス人コンビが送る雰囲気たっぷりの名作ホラー。 キャンディマン [DVD] バージニア・マドセン Amazon ジョーダン・ピール製作のリメイク版が近々公…