80年代幻想的恐怖ホラーが4Kリマスターを施されて帰ってくる…!!
12月8日から公開の「ヘルレイザー」をシネマート新宿さんで観てきました。
久々に観たけど面白かった…!!
特典付きの前売り券が売っていて2枚購入しておいたのですが、スチル写真全9種のうちランダムで2枚封入というオタク心をくすぐるアイテム。
紙封筒に入った大きめサイズでとっても仕様が豪華。これだけでもテンションが上がってしまいます。
「ヘルレイザー」、自分は子供の頃にレンタルビデオ店でピンヘッド表紙のジャケットをみて、とんでもなく怖そうな映画がある…!!とビビっていた記憶があります。
大きくなってから「ベルセルク」の元ネタらしいと知って観たのですが、ピンヘッドが人を殺しまくる映画かと思いきや全然違ってびっくり。
魔導士たちの出番は驚くほど少なくて、異形の者の恐怖より人間の欲の恐ろしさを描いたストーリー。
久々に観てもドラマがしっかりしていて面白かったです。
自分にゾッコンな真面目男より身体を満足させてくれた悪い男を追いかけてしまうどうしようもない女のジュリア。
でも弟ラリーも独り善がりな感じがして男の魅力がなくて惹かれないの、なんか分かるかもーと思ってしまった(笑)。
ラリー役の俳優さん(ダーティーハリーのさそり)も、髪型が年代感じさせまくりのジュリア役の女優さんも演技が上手で、ドロドロドラマに引き込まれてしまいました。
引越しで2階にベッド運ぼうとしてつっかえちゃって、釘がそこにぶっ刺さってて、それがギシアンなシーンとクロスすんのすんごいセンス(笑)。
そしてフランクの身体がネチョネチョ再生していくシーンが映画館でみると迫力があってただただ素晴らしかったです。
魔導士たちは出番が少ないのに圧倒的存在感…!!
これが快楽を追求した者たちの姿なのか…ビジュアルが改めて観ても強烈。
突然出現する異世界、キャラクターのデザイン、何かを捧げて等価交換で望みが叶うところなど「ベルセルク」はかなりインスパイアされてたんだなあと思いました。
残念なのはクライマックスがちょっと雑なところ。
カースティがパズル組み替えるとわわーっと消えていってしまう魔導士たち。もっと大物然としていた方がカッコよかったような(笑)。
カースティ、「サスペリア」のスージーばりに逞しいヒロイン。ちょっとウィノナ・ライダー似!?清純さとゴスっぽい雰囲気と両方あってよかったです。
クライヴ・バーカーの作品は自分はこれ以外には「キャンディマン」位しか思い浮かばないのですが、あの作品もどこか倒錯的。現世で平凡な幸せをとるか、危険な快楽の世界へ行くか…こういう世界観がしっかりある作品は引き込まれます。
今回も気合が入っていたシネマートさんのディスプレイ。
入場特典で特製チラシをいただきました。
コラボドリンク「ヘルサイダー」を飲むとキラッキラのステッカーが付いてきましたが…
サイズはちっさいけど思った以上にキラキラしてた(笑)。
物販も充実。ポスターは早々に売り切れていましたが、パンフを購入。
ページ数が多く、キャストさんのプロフィールや過去の発言、メイキング的内容がしっかり載っていて嬉しかったです。
Tシャツを買っている方が多そうでしたが、季節を考えて自分はトレーナーを購入。
前も後ろもカッコイイ♫
自分は2までしか観ていないのですが、年明け234と上映するそうで…予告が流れたけど面白そうでした。
80年代の映画、今の作品と異なる質感にうっとり。
大画面・大迫力の劇場で味わうことができてとても楽しいひとときでした☆