どうながの映画読書ブログ

~自由気ままに好きなものを語る~

「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」を午前十時の映画祭でみてきました

午前十時の映画祭、今シーズンのトップバッターはインディ・ジョーンズ3作が1週間ごとに1作ずつ上映。

ゴールデンウィークは「ティファニーで朝食を」が2週上映になっていて、インディの方を連休に長めにやってくれや…この忙しい時期にドル3部作とも上映期間が重なってなかなか厳しい…と思ったけれど、なんとか1番好きな「魔宮の伝説」だけ観に行ってきました。

自分にとって「魔宮の伝説」は子供の頃テレビ放映で観て夢中になった作品。

日本語吹替で脳内再生されてしまうので、今回字幕でみるのが大変新鮮でありました。

ショート役のキー・ホイ・クァン、こんなに子供らしい高い声だったのか…とびっくり。

田中真弓さんのショーティはもっと口が悪くて生意気な印象(笑)。オリジナルは健気さと可愛らしさが増していました。

ウィリーも日本語吹替の藤田淑子さんの〝綺麗なやかまし声〟の印象が強かったけど、ケイト・キャプショーの声は普通にうるさかった(笑)。

2人ともインディに一歩も引けをとらず、3人の関係が対等なのがいいなと思いました。

 

映画評論家の双葉先生も絶賛しておられた古き良きミュージカルなオープニング。

冒険映画が始まると思いきや突如広がる「雨に唄えば」的世界…冒頭の掴みが本当に素晴らしく、スクリーンでみると一層豪華で胸が高まりました。

考古学者とは思えないまるでジェームズ・ボンドなインディ博士ですが、開幕から矢継ぎ早にくるアクションシーンはまさにジェットコースターに乗っているよう。

子供の頃「インディ2作目が1番好き」というと親から「2が1番中身空っぽで趣味が悪い」とよく言われたけど(笑)、B級ホラー味が強いのは確か。

禍々しい邪教集団の敵、心臓鷲掴みのグロシーン…

敵の死に方も、天井のファンに首吊られて死ぬ…ロールに身体を粉砕されて死ぬ…など痛覚に訴えかけてくるような死に様がグレート。

そして子供の頃びっくり仰天したゲテモノ料理のシーン。

テレビでみた翌日、怖かった、気持ち悪かったと友達と話すのも楽しかった思い出。

嘘っぱちで今だと色々怒られそうですが、「世界は広くて自分の知らないものがたくさんある…!!」みたいなロマンが、この頃の映画やテレビにはあったなあと思います。

 

劇場で観ても最高だったのはやはりトロッコのシーン。

あのスピード感と迫力、大画面で観ると本当にアトラクションに乗ったような心地でテンションだだ上がりでした。

ミニチュアで撮って合成されたらしいですが、よく出来ていて圧巻!!

靴に火がついて水、水…の展開は大がかりなコントみたいで何度みても大爆笑。

断崖絶壁→めっちゃボロい橋→下には人喰いワニ…どんだけ盛るねんというスピルバーグのドSっぷりが凄まじいです。

最後の村復興するの早すぎやろ…あの石残り4個はどないなったんやろ…劇場であらたまってみるとツッコミどころもチラホラありつつ、子供たちが笑顔で帰ってくるラストにニッコリ。

中年になっても最高に美味しいお子様ランチでした。

 

3作続けてみるのがベストなのは間違いないと思いますが、エポックメイキングな「レイダース」は何気に観てる回数が1番少なくてまた久々に観てみたいなあ。

「最後の聖戦」もよくテレビ放映していてリヴァー・フェニックスと全然顔似てないよなあと思いつつ、3のオープニングも大好きでした。

終わり方も美しくて、自分の中ではやっぱりインディは3で完結。(4にガックリきて去年公開された5は結局観てないまま…)

 

劇場での鑑賞は初でしたが、懐かしさで胸がいっぱい。この年代のハリウッド映画はなんてパワフルなんだ…!!

大きなスクリーンで観れたので音も映像も大迫力、遊園地に行って帰ってきたような夢見心地の2時間でした。