どうながの映画読書ブログ

~自由気ままに好きなものを語る~

スピルバーグIMAX映画祭「ジョーズ」を観てきました

今月10日から開催のスティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭。

プログラムはジョーズ、ET、ジュラシック・パークの3本のようで…

とりあえずジョーズがめっちゃ観たい…!!ということで連休最終日に観に行ってきました。

何度もみていて内容も覚えているけど、クライマックス、涙が出てくるほど面白かった…!!

 

署長がぶつくさ言いながら餌を海に撒いていたら、とうとう姿を現す鮫。 

You're gonna need a bigger boat(船が小さすぎる)の名台詞。

あそこからずっとクライマックスで面白すぎる…!!

知性を感じさせる得体の知れなさ。樽3個付けても潜る無尽蔵のパワー。

序盤からなかなか姿をみせずに恐怖を煽る演出が効きまくっていて、大画面でみても作り物に思えない大迫力の映像でした。

 

そして何度見ても哀しいクイントの最期。

一度恐怖を味わった人間だからこそ取り乱してしまう様がリアル。 

インディアナポリス号の悲劇、台詞だけでありありと光景が頭に思い浮かんできて本当に凄い語り口。

「救助を待っている間が最も恐ろしかった」という台詞がまた壮絶。生き残った罪悪感や絶対に負けたくない執念など、あの短い場面でクイントの内面が迫って来る名シーン。

タトゥーを消しても記憶は消えず…トラウマを乗り越えられず喰われる壮絶な死に様が本当に悔しくて恐ろしかったです。

 

子供の頃にみたときは署長が1番影が薄くて地味だと思っていたけど、大人になると気付くその渋い魅力。

都会からやって来たアウトサイダー。疲れ切った日の夜にあどけない我が子の姿に心癒され子供を守らなければと奮起する一幕。

上手くロープが結べず完全にアウェーだったり、傷の見せ合いトークに入れずじまいだったり…謎に可愛いロイ・シャイダー(笑)。

前回はコロナの時にテレビ放送したのをみたのだと思いますが、経済優先したい町と脅威を訴える現場仕事の人間との衝突が、リアリティありまくりで、大人の事情に振り回される中間管理職の苦悩が伝わって来る。

耳障りのいいことしか聞こうとしない上司(市長)はやっぱりアカンなあ…

そして息子を失って署長を平手打ちにするお母さん役の女優さんの表情が大画面でみても迫真で、凄い演技力で引き込まれました。

 

気質の全く異なる3人が強大な敵に立ち向かう様は、少年漫画のラスボス戦のような高揚感と絶望感。

最後にド素人の署長が火事場のクソ力で、鮫吹っ飛ばすのが最高のカタルシス…!!

リチャード・ドレイファスが海に潜って岩陰に隠れるところでは「サンゲリア」が頭をチラついてしまいました(笑)。

フーパー生きとったんかワレ」と毎回思いながら、2人去って行くラストはなんだか爽快。

さっと短くて美しいエンドロールに余韻が残りました。

 

今回は池袋のグランドシネマサンシャインにて鑑賞。

初めて行く劇場だったのですが、デカくて綺麗で色々とびっくり。

4Kレーザーシステムを搭載した約540席の大スクリーン…やや後方寄りの席でみましたが、もっと後ろでもよかったかもと思うくらい、視界全体がスクリーンで覆われて迫って来る感じ。とにかく高さのある大きなスクリーンでした。

音に関してはシネマシティやシネマートも負けてないと思ったのですが、あのテーマ曲を大音響で味わえたのは感激。

普段行かない劇場でソワソワしてしまいましたが、観に行ってよかったと大満足でした。

 

パンフは制作なしでしたが、グッズ販売はあってマグカップを購入。

USJのお土産みたい^^)

タオルとキーホルダーは完売していました。

 

1月24日〜ET、1月31日〜ジュラシック・パークが続々と上映。

どれも名作だけど、スピルバーグの最高傑作はやっぱり「ジョーズ」じゃないかなあ…

今年初映画館、最高の作品をみれて元気100倍でした。