どうながの映画読書ブログ

~自由気ままに好きなものを語る~

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」4Kリマスター版観てきました

ゾンビ映画の原点になった「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の4Kリマスター版がこの度劇場公開されるとのことで観に行ってきました。

自分が「ナイト〜」よりも先に観たのは「ゾンビ」の方。
高校生の頃映画秘宝で取り上げられていてどんな作品なんだろう??と思って借りてみたのがきっかけでした。

家族が寝た夜中にこっそりビデオで観たのですが、あまりの面白さに絶句、興奮して全く寝付けず立て続けにそのまま2回鑑賞してると朝起きてきた親に「何みてんの!?」と言われてしまいました(笑)。

並々ならぬスケール感と終末感、アクションも多かった「ゾンビ」に対し後からみた「ナイト〜」の方はかなり地味な印象。

黒人男性の主人公が迎える冷酷な結末には「すごい社会派だ…」とずーんとなり圧倒されましたが…

 

今回久々の鑑賞でしたが、さすが後続の作品のテンプレとなっただけあって改めてみると非常によく出来てました。

最初に出てくる墓場爺さんのゾンビがやたら強くてこんなだっけ??とビビる(笑)。
道具も使って賢いし動きも意外に素早いです。

序盤はセリフも少なくサイレント映画のような雰囲気、そしてやはり白黒なのがいいです。(カラー版をみたときのコレジャナイ感がすごかった)

ゾンビの顔にあまり個性はなく生者と区別がつきにくい位ですが、白黒映像の効果で死人の世界に取り囲まれたような怖さがあります。

ゆっくり歩き&人を食う&感染する&頭撃つ…のルールはもちろん、人間同士団結できず争い合う、ゾンビより怖いのは人間…と今に至るまでの法則が見事に確立されていて本当に凄い発明。

登場人物は皆悪人ではないけど、自分優先の頑固親父に鈍臭いカップル、何もしないバーバラにイライラ。

間の取り方などもゆっくりでかえって今の映画よりリアルに感じられました。

主人公ベンはクールな人ではありますが、あんな状況で協力しようと必死だったのに可哀想…
せめてもう1人まともに話せる奴がいればなあ、「バトル・ロワイヤル」の三村くん並みに出会う人の引きが悪すぎでひたすら気の毒でした。

地下室に籠もるかどうするか??…の選択も「えじき」や「ミスト」など後続の作品と重なります。

地下室への扉が思った以上に薄いので籠もるのは考えものだなあと思ったけど、結局ベンがここでゾンビたちから逃れることになる皮肉。

そしてエンドロールが1番怖いっていうオチがやはり強烈でした。

 

ほぼずっと一軒家が舞台ではあるものの、テレビとラジオが孤立感とスケール感を与えていてここも次の「ゾンビ」に上手く生かされてるように思います。

よく出来た作品だ!!と感心するとともにやはりこっから10年後に「ゾンビ」にまで昇華したのが凄いなーと思わずにいられません。

異形感が薄い「ナイト」のゾンビに比べ「ドーン」のゾンビはゆーっくりな動きにもっと統一感があってそれが怖かったし、生前の人生が想像されるような衣装で皆キャラが立ってたところなど、面白さ倍増になってたように思います。

ゾンビに関しては「ナイト~」の地点では完成されていなかった、むしろドラマ部分の方が完成されてたんだなーと思いました。

 

自分が観た劇場ではグッズ販売はなく、1週目なのにパンフがもう売り切れてました(゚ロ゚)

映像は抜群に綺麗で、血の滴る音までクリア、ゾンビがドンドン板を突破してくる音も大迫力…!

「ゾンビ」はバージョン違いで何度か劇場でみる機会があったのですが、今回「ナイト〜」もみれて感激。クラシックな名作でした。